つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

さようなら

民家の隙間をくぐり、地べたに京野菜を並べたスーパーの前を走り抜け、三条を南に五条を南に、北に向かってまた三条。七条までたどりつく頃には足が熱くて動かない。「鴨川の水べり刻む青春譜」という歌を拾ったのはいいけれど、この分じゃクリーニング屋の…

夢のまた夢

傘を差しながら自転車で走った。西行の縁の地があれば寄りたいなあと想っている内に思考は清少納言と紫式部どちらが好きかという問いの不毛さに及ぶ。比べられ続けて千年か、と心の中で茶をすすったのは淡交社のビルが見えたからでもある。 次の瞬間つんのめ…

京都観光

京都駅まで歩いて戻り、レンタサイクル屋を探す。見つからなかった。意外と大きく見えないのに、周りを歩こうとすると意外と疲れる京都駅。高くて広い壁の麓で泣きそうになる。試しに交番でレンタサイクル屋を聞くと、あっさりと教えてくれた。教えてくれた…

つじあやのの歌が大きすぎて隣の音も聞こえない

大学生協が運営する宿泊施設で自転車を貸してくれることがわかったがたどりつく方法がわからない。先斗町をしばらく歩く。高瀬川をビニール傘が流れていた。 先斗町の入口にある看板を読む。何でpointが先斗町の語源なんだろうとしばらく考え、先斗町の読み…

冷たいシーツと自分の体温

この上も無くさわやかな目覚めを迎えた。大浴場には光が深く差し込んで何のかげりもない。どんなに目の前のおっさんの肉がたるんでいたとしても、それは生まれたばかりのように輝いている。お湯はとても温かい。 昨日は結局サウナに泊まった。雨の中、AMPMの…

言葉は京でつづられた

小雨の向こうに光が見える

繁華街へ向かって歩いていたら、一際輝く屋外広告がビルの上に見えた。それは自分の会社の看板。街がそちらである以上、そっちへ向かって歩くしかない。苦笑。 四条河原町にだけ人があふれかえっている。500円の秋刀魚定食を食べながら、さてと一思案。京都…

ナイルの一滴

「知らない所に行きたいな … 嘘だよ本当はね」 デビューシングル「てろてろ」をタワーレコードで試聴してから矢野絢子が気になっていて、買ってしまいたい衝動に駆られつつも結局買ったのは2ndシングルの「夕闇」だった。そういう逃げを打つことがときどきあ…

小雨の中を本屋を巡り

試験会場を16時頃出て、ちょっと本を探す。外苑前のBook1stから表参道まで歩いてABC。半蔵門線に乗って神保町で降り、書泉グランデと三省堂。 目当てじゃない本はたくさん見つかったが目当ての本が見つからない。家に帰る頃には18時半を回っている。参考書を…

小雨は冷たい風の匂い

今日も何とか自分の家で目を覚ますことができた。試験を受けにいかなくちゃ。全然勉強していないけれど。雨は冷たく、空気は蒸していて、風邪をひきそう。 日本青年館は今年三月の同期の集合研修以来。特に感慨も無い。受験者の多さに目を瞠っていたら、受験…

毎週金曜は飲まれる側

三軒茶屋のバーのオーナーは快活な人で、メガネと白髪と軽妙なトークにすっかり魅了された。鴨のつくねを詰めた椎茸を炭火であぶって食べる。ラーメンのスープは澄んだ豚骨でなつかしい九州の味。コクがあるけれど口の中はさっぱり。一度豚骨を煮込み、スー…

そうだ京都行こう

皇居の周りは走れない

ジャージを買った。この年でジャージを買うことになるとは思わなかった。 皇居の周りを走るけれど5キロを走りきれない。何を考えても吐き気がする。

ルールは一つしか守れない

主義なんて語りたくない。語りたいことはたくさんあるのだけど、語った数日後にはいつも後悔する。主義は常に撤回される。主義を撤回するためだけに生きているようなものだ。今日も僕は信念を一つかなぐり捨てた。スーツでは自転車に乗らないはずだったのに。…

木犀

今日の末広町

秋葉原のドンキホーテに行ったら部長が隣のレジに並んでいらっしゃって唖然とした。新潟への救援物資を買い付けにいらっしゃったらしかった。全く現実感がなかった地震。震源を中心に動いている人たちがいるのだということに今更気付く。 マッサージをもらっ…

初めてやった

起きたら行政書士の試験開始40分前。全力で急げば間に合わなくはないが、もしここで全力を出す力があったなら少しでも勉強したはずだ。勉強していないことがストレスとなって勉強する気を殺ぐというストレススパイラルはこうしてあっけない幕切れを迎えた。 …

コーピング

セントジョーンズワートのせいでへこまない。HPが4000くらいしかないのに、2500とか3000くらいのダメージを浴びている気分。でもそのダメージは一律200くらいにまでカットされる。泣き笑い。 本屋の本棚。本を取り出そうとしたら、めくれたページが指にめり…

いつも誰かの誕生日

てんてんてんてん…

今度こそDVDを返しに行こうと思った。自転車を走らせていたら警官に呼び止められる。 自転車の番号照会を待つ時間は暇なのでいつも警官と交流を深めようと試みている。ヒアリングしたところ警察官の彼は拝命2年目。子供の頃は信号なんて無視したりもしてたが…

てんてんてん…

地震。本棚が倒れそうになるけど何もできないし何もする気はない。立ち上がってみただけ。 CDを返しに渋谷に行こうとしたら携帯にメールが届いた。送別された人だ。昨日はどうも、みたいな文章に写真が添付されている。昨日の惨状を思い出す。どんなアホ写真…

ビューティフル・マインド

起きたら気分が悪くなくてよかった。DVDを見る。「ES」と並び見ておかないといけない映画の一つである「ビューティフル・マインド」。 ナッシュ均衡で有名なジョン・ナッシュ。名誉欲のかたまり。理屈のかたまり。性欲のかたまり。すぐ単独行動に逃避し、表…

カラオケに行くものの

駅まではそこそこ元気だったものの、気分が悪くて寒気がして頭痛がしてカラオケの間ずっと寝ていた。午前3時過ぎに起きて何とか一曲歌う。帰りはみんなで松屋に。送別会っていうか何か違う気がする。でもそんなものかもしれないとそのときは思った。

「2分で渋谷に着け」

銀座のおしゃれな店で送別会。なぜズラやリボンやタスキが用意してあるのかよくわからないが、もっと根本的によくわからないので別にいいと思った。僕は半分くらい寝ている。一杯目からすでに飲みすぎている。 二次会ということでタクシーに女性3人を詰め込…

「皆さんとは一線を引いた存在になりますが」

鼻水をすすりながら会社に行き、いつものように軽く挨拶をして席に着く。今日は向かいの人の送別会の日。本名にちなんで「エロ」と呼ばれるその人は今日も面白い。その人の後任者がいじめ、僕が追い討ちをかけ、その構図を上司が嘲笑するという素敵なトライ…

本当はいつも誰よりも

皇居一周

皇居の周りを走るなんて、何かが突き抜けてしまった健康マニアの人がやることだという偏見を持っていた。その偏見が正しいかどうかはわからないまま、僕も皇居の周りを走る人になる。今日から走らないと無理に決まってるだろ! ペースも何もわからないので、…

この間の日曜日もフットサルに行ったのだが

僕はスポーツに関心が全くない。嫌いというわけでもなく、見せられればそれなりに楽しんで見ることができる。しかしそれは本当に面白がっているだけ。勝ち負けもメダルの数もスポーツ業界の発展も全くもってどうでもいいし、ルールを正確に知っている競技も…

プチ軍隊教育

みんな最初に本棚を見る

同期たちを待たせたまま時間内ずっと歌い続け、家に帰る。同期は家の前で待っていた。お茶を振る舞い、ビデオを見せる。いろんなゴシップを聞く。 同期たちを駅まで送り、帰って一眠り。23時頃明日の朝食を買っておこうと思って外に出たら、マンションの壁を…