つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

この間の日曜日もフットサルに行ったのだが

 僕はスポーツに関心が全くない。嫌いというわけでもなく、見せられればそれなりに楽しんで見ることができる。しかしそれは本当に面白がっているだけ。勝ち負けもメダルの数もスポーツ業界の発展も全くもってどうでもいいし、ルールを正確に知っている競技もほとんどない。現役プロ野球選手の名前はいくらがんばっても10人以上は挙げられそうにないし、他のスポーツなら3人以下だ。サッカーでさえも。
 小学生の頃はジャンプを読むとき「SLAM DUNK」だけ飛ばして読んでいたし、もっと幼い頃から小学生ソフトボールチームの監督のひげの剃り跡が濃さが死ぬほど嫌いだった。無関心は嘘で、本当は心底嫌いなのかもしれない。
 なのにスポーツの秋らしかった。昼食時にいつもは他の事業所にいるマネージャーとご飯を食べていたらマラソンをやらないかと誘われたので「はい」と答えてみた。今から必死に鍛えて、まあ来年の2月くらいですかね。
 午後、仕事に励んでいたらマネージャーが満面の笑顔をたたえてやってきた。マラソンをやらないかと誘っていた女の子に「来年の2月くらい」と伝えたら「は?来年?」という返事が返ってきたんで、11月28日の河口湖マラソンに参加することにしたよ。一周コースで27キロ。よろしく。
 はっと顔を上げると、いつもみんなからいじめられているその子と目が合った。力強くうなずく彼女。こんな不敵な表情もできたんですね、と感動に近い感情を覚える。
 前日27日は氣志團のライブがあるんだよなあと思った。あと1ヶ月。どう考えても死ぬ。