つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

book

仕事と同居

2人でケーキ6個。その後僕の約束の時間まで青山ブックセンターで立ち読み。会社で流行っている「レタスバーガープリーズ.OK,OK!」の最新刊。干物女で話題の「ホタルノヒカリ」。 仕事ではビシッとしているけれど本当はふにゃふにゃという構図は素敵だ。ツン…

リクルートという奇跡

寝坊したと思ったけれど実際はそうでもない。そう思ったのは、起きたときに悪い予感がしたためだろうか。 まずは時間調整のためタリーズでリクルートの本を読む。本当はタリーズの本を読みたかったのだけれど、先にこちらを読み始めてしまったのだから仕方が…

ミシン

映画なんて一度見ればいい、DVDなんか買う人の気が知れない。そんな僕は、もちろんなぜ自分が「オペラ座の怪人」のDVDを買っているのかを理解できない。 後輩、と呼ぶにも年が離れすぎている後輩たちが、100時間連続で読書をする企画を行っている。僕は冷や…

海辺のカフカ

相変わらず同僚から本を借りて読んでいる。そもそも「僕の中の壊れていない部分」は間違って渡されてしまっただけで、本当は最初から「海辺のカフカ」を借りるつもりだった。 間違えて渡された結果、僕は「僕の中の壊れていない部分」について熱く語り、まだ…

間宮兄弟とホテルカクタス

扇風機の前に座り込み、冷えたプーアール茶をすすりながら本を読む。風鈴の音が聞こえてきそうだねえ、とすっかりくつろぎモード。 「間宮兄弟」。ちょっとやさぐれた人たちが、兄弟の前でいいひとになっちゃうのがとてもいい。実はいいひとでした、というよ…

「僕のなかの壊れていない部分」と「ライ麦畑でつかまえて」

昨日白石一文の「僕のなかの壊れていない部分」を読み終えた。自分は冷静で、自分は理論的で、自分は物事を深く考えていると思っている男が主人公。エリートサラリーマン。女を馬鹿にしつつ依存している上に、母親への憧憬付き。始末に負えない。ここまで徹…

逃亡くそたわけ

家に帰り、適当に着替えて散歩。雨も全然降っていなくて、傘を開いたり畳んだり。宇奈とこで500円のうな丼をゆっくり食べる。うなぎを食べていると世を捨てた気分になれるのはなぜだろう。 適当にBook1st。福岡に行ったときに平積みしてあった。地元だからか…

金魚がウチにやってきた

目の上に巨大な水泡を抱えた金魚。過剰さが美しさに直結する時代はいい時代ですかそうではないですか。好みの問題だと思います。しかし兼六園の曲がりくねった松の木といい、江戸時代もなかなか始末が悪い。ヴィクトリア朝か。 金魚に対する理解が深まった。…

ミスをきっぱりなくす本

「ミス」をきっぱりなくす本 (成美文庫)作者: 海保博之出版社/メーカー: 成美堂出版発売日: 2005/06/02メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 114回この商品を含むブログ (7件) を見る 買いはしないけれど貸してくれるのなら読んでしまうこういう本をああ。し…

肩ごしの恋人

肩ごしの恋人 (集英社文庫)作者: 唯川恵出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/10/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (97件) を見る こういう腐れ縁っていいな。殺伐とした本が多い世の中ですが、裏切り裏切られても意外と仲良く…

飛鳥井全死は間違えない

飛鳥井全死は間違えない作者: 元長柾木,目黒三吉出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 78回この商品を含むブログ (68件) を見る ああ肌触りがよくないよ。無茶苦茶な行動と理屈と韜晦。押さえるところを押さえて…

親指Pの修行時代

親指Pの修業時代〈下〉 (河出文庫)作者: 松浦理英子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1995/09メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (25件) を見る ようやく読み終わった。上巻冒頭の、彼氏がホモソーシャルでホモフォビアで子供であるくだ…

不機嫌な果実

不機嫌な果実 (文春文庫)作者: 林真理子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/01/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (21件) を見る 読んで「こんな女がいるわけない」と抗議した男がいるらしい。この本が出たのが1996年。その…

グルメな女とやさしい男

グルメな女と優しい男作者: 望月あんね出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る イメージに反して超田舎の話。沼とか出てくる。グルメといっても別に絢爛豪華ではない。お菓子の新製品を欠…

愛がなんだ

愛がなんだ (ダ・ヴィンチ・ブックス)作者: 角田光代出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2003/03/14メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (75件) を見る 1ヶ月以上前の学園祭で拾ってきた本を、岩本町のおはちで読んでいる。「〜…

Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me

よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画。すなわちよく読み、かつ特別な思い入れのある漫画。東京BABYLON―A save for Tokyo city story (1) (ウィングス文庫)作者: CLAMP出版社/メーカー: 新書館発売日: 2000/11/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック…

The last comic I bought

Jの総て 2 (F×COMICS)作者: 中村明日美子出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/05/17メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 35回この商品を含むブログ (44件) を見る 最後に買った漫画。「Jの総て」の2巻。黒地に反り返った白い裸身(男)と張り巡らされた…

Comic thought to be interesting now

今面白い漫画。「きみはペット」。好きすぎるため一回マンガ喫茶に行くごとに二冊ずつくらいしか読めない。それと「働きマン」。サラリーマンですから。 「神戸在住」も50冊の中に入っているくらい好き。「Gunslinger Girl」は薦められて嫌々読んだら予想通…

Total volume of comic on my Bookshelf

本棚に入ってる漫画単行本の冊数。50冊くらい。極限まで切り詰めた印象*1。これ以上減ると死にます。たぶん。 *1:約40分の1

Comic Baton

id:ryoocoさまより。ありがとうございます。マンガは割とすきです。

国家の罠

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/26メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 283回この商品を含むブログ (322件) を見る 一度も行ったことがなかった近所のドトールで、朝食を摂りながら読書。ど…

The Last Supper

「だって、お前が好きなの俺の方じゃないだろ?」 何を手に入れたいか、は人によって違う。何をもって手に入れたとみなすか、も人によって違う。しかしその違いにさえ目をつぶれば、欲望なんてどれも同じなのではないかとも思う。語義上正確を期するならば、…

美食の王様

来栖けい。同年代。通ったレストランは6000軒以上。食べたチョコレートボンボンは5万粒以上。最近カカオの産地を当てるのって意外と簡単で1年後くらいにはできるようになっているんじゃないかと思うようになってきた。でも生涯に5万粒も食べることはないだろ…

愛がなくても喰ってゆけます。

昨日来栖けいの「美食の王様」を探していたら見つけた。よしながふみのエロティクスF連載コミック。即買い。 どこまで実話か知らないけれど、微妙すぎる人間関係。それを下敷きにした上での食い歩き。食べ物がどれもおいしそう。さすがとしか言いようがない。…

太陽の塔

第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。作者の森見登美彦さんは同年代ということもあってずっと気になっていた。「太陽の塔」はこう始まる。「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ」。その通りだ。 …

グズな人にはわけがある

寝る前に「グズな人にはわけがある」に目を通してみる。玉石混交だけど石の方が多めな啓蒙書にしてはいい本。いろんな要因を考慮するあまり何も決めれないで時間だけを空費するとか、追い詰められるとやる気を出すというか追い詰められるまでやらないとか、…

ユージニア

茫然としながら美味卵屋を出る。チョコレートが食べたい。ガーナチョコやダースとかじゃなくて、もっとおいしいものを。この近くにはドゥバイヨルしかない。ふらふらとOAZOの方に歩いていく。 今日の僕は、何となく気になっていたものを手に取ってしまう傾向…

私の優しくない先輩

自転車をこいで家に帰ったが、なんとなく秋葉原に行って「私の優しくない先輩」を立ち読み。また通読。K-BOOKSさんごめんなさい。 やはりわかりやすい構造で、文章が気持ちよくて、かなしいと言えばかなしいとしか言いようがない作品は売れるのだなと思う。…

ナラタージュ

とはいえ家に帰ってもやることがあるわけでもない。とりあえずOAZOに行き、なんとなく2階に上り、なんとなく島本理生の「ナラタージュ」を手に取ってみる。 帯を見る。「お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて…」。苦笑。わがまま…

グランドフィナーレ

寒くて外に出ないでいると日が落ちてますます寒くなる。とても眠い。どうやらこのまま休日が一日つぶれるらしいと思うといいようのない恐怖感に襲われた。貼るカイロを背中に貼って外に出る。熱を放つのはカイロだけ。電池を背負って歩いているような気がす…