つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

私の優しくない先輩

 自転車をこいで家に帰ったが、なんとなく秋葉原に行って「私の優しくない先輩」を立ち読み。また通読。K-BOOKSさんごめんなさい。
 やはりわかりやすい構造で、文章が気持ちよくて、かなしいと言えばかなしいとしか言いようがない作品は売れるのだなと思う。いつだってステレオタイプは必要ということか。
 逆に言うと、みんなが共有できる悲劇が失われすぎた時代なのだなと思う。だからこそ「世界の中心で、愛を叫ぶ」のようなステレオタイプな作品が新たに登場する余地があるのだろう。確かに永遠に「いちご同盟」とかで泣き続けるわけにもいかない。いや泣かないか。
 でもこれがベストセラーになることに異常な憎悪を燃やす人が山ほどいるんだろうな。どこにいるのか未だによくわからないけれど。さて最近ゲームセンターに復活した「婆裟羅2」でもやって帰るか。腕痛いけれど。