つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

結婚式二次会

 歩く人もいない早朝の東京駅。服を裏表逆に着ていたことに気づくが、気づいたからといって何もしない。ベッドに倒れこんで泣くように眠る。
 夕方前に起きて、今度はブラックスーツ。行き先は渋谷円山町。最後に円山町に来たのは……と思い返して、新婦の元上司と一緒に歩き回ったのが最後だったことに気づく。何でも思い出せばいいわけではない。
 会場は同期だらけ。同期だらけすぎる。聞けば会場は60人用。参加予定人数は120人。きれいに倍ですね。またも芋洗い。
 今回の目玉は大プレゼント大会。60人の会場に120人詰め込めば相当の利潤が出るわけで、したがって景品も異常に豪華。ピンクのファッションバッグ!は同期の男性に。グレーのファッションバッグ!も同期の男性に。エクササイズキット!は僕の部署の女性に。そして僕の手元には中華の包丁三点セット! よく切れる!って今やってるの結婚式だよね?
 最上級3点はデジタルカメラPSP、そしてアダルトグッズ詰め合わせ。当然のように最後の品は新婦の先輩(女性)に命中。寿退社達成のお役に立つといいですね……。
 新婦はまた痩せたようだったけれど、ドレス姿が本当にきれい。でももし一番感動したシーンがあるとしたら、それは新郎が涙ぐんだ瞬間。朗々としていてしかも面白い挨拶。大げさにハンカチを目に当てるのは芝居。でも涙は本物。ああ。