つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

長崎プリンスホテル

 スーツを着たまま家で昼寝した後、長崎プリンスホテルまで親に送ってもらう。天皇もお泊りになったことのある高級ホテル。もちろん足を踏み入れるのは初めて。東京でもっとレベルの高いホテルに何度も行ったことがあるはずだが、長崎で最高クラスというのにはまた別のプレッシャーを感じるらしい。小心な僕はまずトイレに行き、割と高級なことに驚いた。なめてるのか怯えているのかわからない。
 今日は友達の結婚式。新郎を祝うべく、久しぶりに懐かしい面々が集まった。久しぶりに会ったためいろいろと驚く話が多かったが、一番驚いたのは友達の一人が結婚していたことだった。ああ座席表にある同姓の女性は奥様ですか。式は再来週ですか。心の中で絶叫する。何で誰も教えてくれなかったの! さすがに久しぶりすぎたかと反省する。
 新郎新婦の馴れ初めも知らなかったのだが、スピーチ上手な新郎の上司やら小学校の先生やらが懇切丁寧に説明してくれた。どうやら幼稚園から小学校まで同級生だったらしい。新郎は相変わらず宴会で着ぐるみやらセーラー服を着ているらしい。
 小学校の先生は卒業文集の一節まで引用して熱弁を振るう。すごく面白かった。結婚式が大分好きになる。しかし自分がもし結婚式をやるとしたら、会社の上司と、僕が書いた文章を読んだことがある人は、絶対に呼ばない。