つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

西新橋

 早めについたのでベローチェでコーヒーを飲みながら読書。新橋も神田同様ベローチェの密集地帯。しかし土曜日の生活感のなさは神田の比ではない。東京タワーが見える。先輩もよくこんなところに家を見つけたものだ。
 先輩と合流して新居へ。こぎれいな部屋だった。窓を開けると隣のビルの会議室が見える。人が住んでそうなビルは愛宕山グリーンヒルズくらい。それも随分遠い。
 カバンからメジャーとノートとペンを取り出す。絶対持ってくるの忘れると思いましたので、と微笑。先輩は凄まじいやり手。だから一緒にいると自分のスケールの小ささが役に立つ瞬間がある。
 部屋を採寸し終わり、カメラで部屋や風景の写真を撮っていたら貸してと言われる。先輩は昔一眼レフもやっていたらしい。あっちを向いて、と顔を横にさせられたかと思ったらいきなり写真を撮られた。こういう顔を撮られるのが好きでしょ、と。