つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

あらゆる飲みはやけ酒である

 大手町駅まで歩き、半蔵門線に乗って渋谷まで行く。TSUTAYAにCDを返し、また半蔵門線の乗って大手町駅で降りる。そのまま会社へ。この家に住んで1年近くになるが、会社に電車で行ったのはこれが初めて。通勤とは何かを考えさせられる。
 鼻腔の奥は痛み、頭は焼け付き、目は乾き。心身のどちらか、あるいは両方がどうやら悲鳴を上げているみたい。さっさと帰ろうとしたら同僚から飲みに誘われる。男が自分一人になってしまうのを避けたいからと。
 全然関係のないチームの飲み会。体調不良で帰ってしまった偉い人の代わり。一瞬快諾したが、次の瞬間に吐き気が込み上げた。ごめんね、やはり体が言うことを聞いてくれないみたい。そう言おうとしたら同僚は電話をかけていたので、少し待つ。しかしその電話は居酒屋に人数確定を伝えるものだったので、結果として待った意味はない。
 自棄気味に飲み会の時間まで残業したら体調が良くなってきた気がしたので普通に飲みに行った。人気のないビルの、迷宮のような地下にある居酒屋。マネージャーと先輩のテンションが高い。激情を語る女2人。あまり激情的でない女3名と男2名。しかし好みのタイプだ恋愛観だかについて話していると、ふと具体的な考えを述べてしまっていて背筋が冷えた。