つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

送別会リプライズ

 同期による同期のための同期だらけの送別会。挙式は秋だが20日には入籍するという。5年の遠距離恋愛を含む8年間の付き合いの果て。肉と同じくらいの体積のあくが出るしゃぶしゃぶをひたすら食べ続けながら、馴れ初めを聞く。出会いはバイト。勝負服は学校の制服。彼女は当時16歳。その日彼女は未来の夫を待ち構えた。発した言葉は「好きです」「付き合ってください」だけ。そして。走って逃げた。