つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

立ってみた

栄養失調で死ぬことはあまり考えられない。おそらく排出できなくなって死んでしまう。そんなことをゴミを捨てながら思った。死に近いのは買ったものを開封する気すら起きずに床に散らかすとき。生を実感するのは、ゴミ袋と新聞紙の束を持って玄関を出るとき。…

雨が痛い

11時頃に起き、気力を振り絞って近江屋洋菓子店に行く。フルーツ生チョコケーキを買った。おいしい。無花果がおいしい。そしてまた眠る。 再び目を覚ましたらもう夜。降水確率30%を信じて自転車で出かける。スーパーを出たら大粒の雨。粒は大きくてまるでシ…

時間が経つのを待つことを待つって言うの?

ああ嫌だ。やることがない。学生のときにいつも感じていた無力感。学生のときと違うのは、未来があるかないかだけ。しかし退屈なときに未来などあってもそれはそれで意味がない。結論としては、未来はなくていい。 湯船で体を動かすと風呂の湯が揺れる。揺れ…

横浜で、よった

黄金町を見に行ったあと、横浜でお酒を飲みました。黄金町はきれいさっぱりきれいになっていました。黄金町が空襲に遭ったときの話を思い出しました。駅を埋め尽くした焼死体の山。どんなものでも掃除することは可能なのです。そうですか? いわゆる横浜駅に…

マキャベリの食卓

夏休み期間中だけど一応平日ではある。薦められた移動販売の弁当屋を探した。しかし見つからなかった。 名前だけで選んだ神保町のパスタ屋で昼食。鴨肉のミートソースを注文。ミートソースというよりはあんかけ鳥そぼろ。おいしかった。周囲はランチタイムの…

へいき、だよ

キャベット

阿佐ヶ谷で飲み会。例によって満塁ホームラン堂。ホットペッパーについていたおでん5本無料券を使ったら、グループで5本ではなく1人につき5本無料だった。19本おでんを食べておいて、払ったのは4本分。1本35円なので140円。いいのか。 記憶力がよい後輩と記…

国会図書館

電光掲示板に次々と到着が表示される。天井はとても高い。整然と並んだチェアに腰掛けて、僕が頼んだ本が届くのを待つ。まるで空港だ。 初めて来た国立国会図書館。国立とか王立とかいう響きに弱い。権威的なのはいいことだ。直接関係のない限りは。 立ち並…

襲い来る夏休み

安全でも適切でもありません

まだ中学生くらいの頃。年頃の男女がどちらかの家で夜二人っきりなら、やることなんて一つしかないと思っていた。世の中を知らない中学生らしい発想だと今なら言える。やることは少なくとも二つある。そして僕がやっているのはその内の一つ。すなわち、ただ…

海辺のカフカ

相変わらず同僚から本を借りて読んでいる。そもそも「僕の中の壊れていない部分」は間違って渡されてしまっただけで、本当は最初から「海辺のカフカ」を借りるつもりだった。 間違えて渡された結果、僕は「僕の中の壊れていない部分」について熱く語り、まだ…

熱いよ

明後日から夏休み。仕事は忙しい。仕事が忙しいのが夏休みのせいでないのが腹立たしい。休みの分の仕事を終わらせておかないといけないから大変だよね、とみんな言う。ごめんなさい、あなたとは話が合いません。 自分がなぜ忙しいかを伝えるのは難しい。本当…

中野ブロードウェイ

早速朝からマジックアカデミーやっているのだから自分で自分が笑える。午前中は秋葉原も人がまばら。 勢いで中野のメイド喫茶に行くことに。メイド喫茶なんて行くのは2回目でしかも前に行ったのは6年前。そういや最近急に話題になったけれど、6年前からあっ…

リアルクローズ

たのしい知識

書評誌のOB会。適当に飲み食いしつつ、教養とは何かを語り合った。コイバナと哲学は優れたエンターテインメントだといつも思う。べき論こそ最高。仕事でさえなければ、議論はいつだって心地よい。 飲み会後、初めてクイズマジックアカデミー2をやってみる。…

誰も取り除けない

黙祷忘れた。というか眠っていた。 わりとよく考えた買い物ですら後悔することがある。自分は後悔をしない人間だと思っていたが、それは単に「決断を下したときの自分を否定しない」だけ。一般に後悔と呼ばれる一連の不快感から自由であるわけではないらしい…

真夏の終わりの始まり

軽く腹筋とスクワット。そのあとお風呂。湯船には熱い湯。胸まで浸かって、上からは冷たいシャワー。無数の波紋。シャワーに打たれながら痰を吐いてすっきり。 思ったより仕事が忙しくない。忙しくないというか、やらなきゃいけないことの数が自分のメモリに…