つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

2004-03-27から1日間の記事一覧

また、いつか

後にはペットボトルが残った。チンコの裏に置いてくればよかったのに、すっかり僕たちは冷静さを欠いてしまっていた。仕方ないから石を詰めて、水を注いで、金魚たちが泳ぐ池に沈める。ごめんね環境。さよなら。

うちは湖が見とうなった

まだ冬の夢から覚めていないような薄い光。みずうみの側。砂地を子供が駆け回っている。風が強い。足漕ぎボートに乗ろう。 うつろな目をしたパンダボートに襲い掛かる波頭。船底の衝撃が屋根を貫く。船体から上がる低音の悲鳴。ゴゴゴゴンっておい。視界揺れ…

諏訪市と書いてすあし

タバコを吸っているうちに上諏訪駅に着いた。向かいのホームに足湯がある。靴を脱いで、靴下を脱いで、足湯につかる。あたたかい。眠くなる。快楽を眠気として感じる身体なのかもしれないとか思う。 たくさんの寄せ書きが記されたエビアンを5年ぶりに開封す…

温泉に行こう

男友達と一緒に特急に乗って上諏訪温泉に行こう。5年ぶりに上諏訪温泉に行こう。あの日は時間がなくって上諏訪駅の中にある温泉につかることができなかった。僕は無言で服を着たまま浴室に踏み込み、茫然とするおっさんの前で湯船のお湯をエビアンのボトルに…

センチメンタルジャーニー

あなたたちのさみしさは私たちの感傷の前に砕け散る。

俺はあいつと旅に出る