つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

空の色もやがて消える

 撤収作業を終えて、熱いシャワーを浴びる。肌が焼けてローストビーフのようになっている。焦げ目のついた肩には赤身も混じり、自分の肩でなければ料理だと思うこともできなくはない。もちろんシャワーは痛すぎる。バスタオルで体を拭くことなどできない。バスタオルはただ当てるだけ。
 シャワールームを出ると、透明な水色の時計がなくなっていた。なくなるはずがないのに。