つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

フロイドと夜桜

 外にいるときはずっとこの曲ばかり。学園祭のステージで聴いてからずっと探したり忘れたりの宙ぶらりんだったのだけど、この度ようやく出会うことができた。「普通の恋」のカップリング曲。でもCDのジャケットには一切そんな表記はない。
 不親切だね。「普通の恋」はあえて菊地成孔名義。「フロイドと夜桜」はたぶんSPANK HAPPY寄り。だからなんでしょうか。キラキラしたディスコティーク。水の中のような掠れた歌声。「あいつの背中の刺青は」「春の夜桜よパッと散りそうな」。
 周囲に闇が広がり、景色は写真のような光沢を帯びる。今は夏で、僕がいるのは秋葉原なのに。「クリスマスクリスマスお釈迦様」「あなた今夜はね?お暇でしょ?」。あ、新しいビルに新しい献血センターができている。行かなきゃ。そう思いつつ、ヴィ・ド・フランスでパンを買うだけの僕。

普通の恋

普通の恋