つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

オペラ座の怪人 オリジナル・サウンドトラック

 一応最下位だけあって適度に仕事も壊滅し、若干ぼろぼろになって家に帰る。でも今日は「オペラ座の怪人」のサウンドトラックが再販される日。渋谷まで自転車をこぐ。
 1曲1曲が分かれているCDがほしかった。手元にあった「オペラ座の怪人」のサウンドトラックは曲の分かれ目というものがなかったので、「THE MUSIC OF THE NIGHT」を繰り返し聴くために僕は多大な労苦を要した。もっともカセットテープの時代には普通の労苦であったのだろうが。
 でも持っていたサウンドトラックはサラ・ブライトマンが歌っていたものだった。サラ・ブライトマンってどんな声なのだろうと、おぼろげにではあるが大分昔から疑問に思っていたので、こんな足元に歌声が転がっているとは思いもよらなかった。どんな曲を作るのだろうとずっと思っていたピアソラが、半分トラウマになっている「12MONKEYS」のテーマソングの作曲者であることを知ったとき以来の驚きである。
 渋谷のタワーレコードでCDを買い、また帰る。夜に堀のそばを走ると、水が夜を吸い込んで膨れたように見える。とても広くて水面は丸みを帯びている。いつかあふれ出すのではないかと心配になった。