それでいいのですか？

　あまりにも浴室でCoccoばかり聞いていてすっかり視界がけもの道になっていたので、渋谷でCDを借りて帰る。SOUL'd OUTのアルバム。Diggy-MO'の声はとても好きだ。
　なのにより子まで借りてしまったのはなぜでしょう。直球すぎて共感のしようもないはずの歌詞も、エンドレスリピートで聴いていればプライドも斧でぶち壊される。ああ。
　伴奏より早く、突然始まる「本音で」「ぶつかれ」「ないなら」「やめちま」「えよ」。その歌い出しが気持ちよくて、気がつくとネットサーフィンしながら50回も聴いている。
　それでいいわけないこれがその無様な結果。なぜ僕は、ふと頭に浮かんだ疑問を確認しなかったのだろう。地雷は埋めるもの、伏線は張るもの。だから人生は面白いとでもいうのか。