つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

初めてのコミティア

 国際展示場正門でゆりかもめを降りる。ワンダーフェスティバルもやっているらしい。それにしても、本当に何でみんな口調が似ているのだろうか。男女それぞれ3種類くらいしかないような気がする。魚屋だのホストだのがそうなるのはわかるのだけれど。
 着いたのは昼過ぎだけれどお客が多かったので、しばらく会場を回る。大学のマンガ研究会を見つけた。やたらと懐かしい思いに襲われたが、さすがにもう知っている顔はない。本すら買わずに立ち去る。
 客がいなくなった隙を見て立ち話。ちょっと挨拶程度のつもりだった。そもそも初めての人と話すとき、何を話していいのかなんてわからない。必然的に挨拶程度で終わるはずだった。なのに話したい気持ちの分だけ話しこんでしまう。コミティアの偉い人や編集者も来ていたというのに。
 2時間くらいお話ししてからビッグサイトを出た。手には福砂屋のカステラと九月病の最新刊がある。長崎県民以外から福砂屋のカステラをもらう日が来るとは思わなかった。頬をつねる。一体何が起こったのか?