つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

DATA WATCH

 帰りに新宿でもぶらつこうと思っていた。髪を切ってもらいながら読んでいた吉祥寺特集誌に渋谷でカンバラクニエ展をやっていると書いてあった。雑誌のせいですっかり吉祥寺に行く気分になっていた僕は渋谷に行くという妥協点を見出すことができました。めでたしめでたし。
 そんなこんなでPBCに行く。そして「MODE OPTIQUE」と「DATA WATCH」を買う。「MODE OPTIQUE」は僕がもっとも愛しているのに今だ買ったことがないメガネブランド・テオが大特集を組まれていたから。テオって逆から読むとフートで神っていう意味ですのでそれだけで最高。で「DATA WATCH」は今最高に面白い情報誌。本当に情報誌。グラフだらけ。数字で表せないものなんて情報じゃないですよね?と誰かに再確認を求めたくなる。
 今回のテーマはジャンル別専門誌の売り上げ順位及びその購買層分析。1800万人のデータを有するカルチュアルコンビニエンスクラブの狂気がほの見える素晴らしい出来。男女比や年齢構成までわかっちゃうよ。おお「Ku:nel」読んでるのはほとんど女性なんだね。「cut」と「relax」読んでるのはほとんど男性なんだね。男性は「Newtype」を読んで女性は「アニメディア」を読むのだね。そして今回も冴え渡る「読者によくいる、こんな人」イラスト。例えば「H」の読者。細くて少ない髪質幸薄そうなカオ無表情低血圧「あの人いつもつまんなそう。なに考えてんのかわかんなくてコワイ」←ほめ言葉セルフヌード撮るよこの娘はぜったいに!! すがすがしい偏見。というか「H」、女性読者の方が圧倒的に多いのな。あとB'zのリマスタリングシングル11枚を買った人の内訳やファーストガンダムファンとSEEDファンの内訳分析とかもあって素敵。みんなこれを機に数字の裏づけのある言説を書いてくれるといいね。あれイラストをほめてるときと理屈が逆転してるよ。