つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

なんでこうなるの

 記念写真をたくさん撮る。みんなとても微妙な表情で写ってくれた。
 フットサル後は同期の車に乗せてもらい、国道沿いのロイヤルホストで昼ごはん。テラス席に座ると陽射しが強い。うかつにナイフから手を離すと熱くて持てなくなるし、水はすぐぬるくなる。気分はオアシス。
 ご飯を食べたあとは解散。僕たちは電車に乗って新宿へ。なぜそこからみんなで映画を見ることになったのかはよく覚えていない。何にせよ僕らは映画が始まるまでゲームセンターで時間をつぶすことにした。コマ劇場前のゲームセンター。同期とのバーチャファイター合戦にも飽きて外に出ると、府中駅で別れたはずの偉い人たちが地べたに座り込んでいる。涼んでるんだ、と偉い人たち。そうですか、と僕たち。
 本日封切の「シンデレラマン」はとてもよかった。子供たちが隠れて試合のラジオを聴いているシーンが好き。子供が成長しちゃうくらい長い話だったんだね。ステーキをこっそり持ち帰ろうとするシーンも好きだし、家具を売り払って何も残っていないアパートも素敵だった。なんでお前は平然としてるんだよ、と同期に罵られつつ涙目を隠す僕。
 映画館を出て向かったのは四季の道の中ほどにある小さな小料理屋。ただの木造家屋のような外見からは想像できない、うつくしいつくりのお店。磨きぬかれた床、シンプルながら工夫の凝らされた扉、間接照明に床照明。きのこの天麩羅がおいしい。それにしても社内恋愛は大変だね。