つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

ご機嫌

 残業を終えて一度家に帰るとちょうど宅配便が届いた。結婚式の引き出物カタログで注文したテオブロマのチョコ。「この商品は申し込み日より10日以上の時間を頂戴しています」というハガキが届いたのでもう諦めていた。時間がかかるので勝手ながら今週木曜日の配送に変更させていただきます、とのこと。僕が配送を希望したのは今週の土曜。
 でも優秀な配達員は僕が帰宅した10分の隙に再配達を行ってくれた。たまたまだろう。でもちょっと嬉しいね。微笑。同僚から借りっ放しになっていた女物の社章を外してテーブルに置く。今度はなくさないように。
 八重洲に向かって歩いていたら、大きな荷物を転がして同期がぽてぽてと歩いていた。友達の結婚式で京都に帰るとのこと。業務上での関わりはあるが雑談をしたのは初めてに近い。ちなみに結婚はまだですか。と聞かれ、どうにもなりません。と答えたら、私もです。という答え。そういえば昨日先輩からこの人に彼氏がいるかをまず聞いてみろ、と焚き付けられたばかりでした。あっさりヒアリング終わっちゃたよ。
 でも運命の出会いに憧れていて、今から入るご飯屋さんで隣に座った人や新幹線で隣に座った人が運命の人かもしれないと期待してるんですよー。
 ……。そうですか。切り返せなかった僕の負け。ではお気をつけて。