つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

テオブロマのサンフォアキン

 テオブロマでクロワッサンとディアブル、サンフォアキンを注文。2つ隣のドレスアップした男女は結婚式の帰りらしい。いかにも体育会出身といった趣の男。俺細かいことわかんねーからよ、と言う口調は決して粗暴ではなく、声の渋さもあってつい聞き耳を立ててしまう。ブラックスーツに明るいパープルのソリッドタイ。いいな。
 隣の席には母子。買い物帰りらしい母親は「いちごのケーキを」という見も蓋もない注文。太った男の子はコロコロコミックに読みふけりケーキをつまらなさそうに食べている。
 僕はサンフォアキンを感動しながら食べる。チョコレートの層は食感も風味も違って立体的な味。全部チョコレートなわけはないから本当はビスキュイだったりするのだけど、でも硬さが違うチョコレートのようだ。
 クロワッサンはおいしかったけれどばらばらになった。散らかして店を去る。