つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

飛行機に乗って福岡に行く

 見た夢の数が多すぎて、目を覚ましても自分がどこにいるのかわからない。意識が戻るとともに頭痛が襲ってきた。睡眠不足のせいではない。明らかに外傷性の痛み。そういえば眠っている間、窓に繰り返し頭を打ち付けていた気がする。飛行機が墜落する前にくも膜下出血で死にそうだ。しかし座席が狭いから頭をぶつけるのだとしたら、これもエコノミークラス症候群と呼ばれるのだろうか。
 昔バスで眠っていて、額を窓の開閉金具に繰り返しぶつけて流血したことがある。はっと頭に手をやったが、今回は血は出ていないようだった。スーツを汚さずに済んで本当に良かった、と一安心。社会人たるもの血だらけの格好で結婚式に行くわけにはいかない。まあ流血しながら行っていい場所など病院と警察くらいしか思いつかないが。
 降り立った福岡空港の気温は2度。九州がいつでも東京より暖かいというのは幻想だけど、ここまで幻想を打ち砕かなくてもいいのではないかと思う。空からは雪。いつになったら雪の見納めができるのだろう。