つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

個人面談大会

 月に一度のはずの個人面談がやたら多い。今日も上司に呼ばれた。
 内容はマネージャー同士のミーティングの件。マネージャーの下にはリーダーという役職があり、ある程度のチェック権限もあり、ささやかながら手当もつく。上司はそれに僕を推薦してくれたらしいが、却下されたとのことだった。
 昔はマネージャーの数が少なく、リーダーはマネージャーに準ずる地位だった。でもマネージャーは今はたくさんいるからリーダー制度自体が必要じゃない。今いるリーダーを解任することまではしないが、新規にリーダーを任命することはまずない。そんな内容だった。
 そういう事情についてはわかっていたから、わざわざ言ってもらう必要もない。でも推薦してくれたのは嬉しいし、その結果をちゃんと教えてくれるのもありがたい。上司が僕を買ってくれているらしいことは他のマネージャーから聞いていたけれど、ここまで直接はっきり言われたのは初めてだ。
 雑談ついでに、僕の風邪についての話にもなる。きっと仕事上のストレスですよ、と力強く断言する上司。わたしにもそういう時期がありました。そうですか、と僕。しかし直属の上司に仕事がストレスに違いないと言われても。そんな気は全くしませんが、仮にそうだとしてどうすればいいんですか?
 愉快な個人面談を終えて席に戻るとメールが来ている。先に上司と個人面談をしていた同僚からで、内容は「リーダーおめでとう」。でも手当つかないんでしょ、最悪だね。とのこと。
 会話を思い出す。今後リーダーじゃなくてもマネージャーが認めた者にチェック業務をやらせる体制にする、と上司が言っていたような気がする。暇なのでちょっと仕事が増えるくらいいいですよ、という感じで答えた気がする。でもそれはつまり。責任だけ増えて給料は増えずついでに肩書きもつかない、ということですか。HOTの生茶を吹きそうになる。