つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

大手町チャンスン

 上司に社交辞令のつもりで「何かお手伝いすることはありますか」と聞いたら、極めて珍しいことに本当に仕事を振られる。これだから仕事納めは馬鹿にできない。
 少し遅刻して丸ビルに着く。何か食べたいものはありますかと聞いたら「ラーメン」と一言。「食べたいものを聞かれたらいつもラーメンと答えるようにしてるの」。
 素敵な心がけですね。とりあえず神田まで出ましょうか。そんなわけでミレナリオを離れるように歩きだした。そして、迷子になる。
 高圧電線と書かれたケーブルが地面を伝い、無数の放熱板から発せられる熱であたたかいビルの谷間。ここはどこだろう。せいぜい国際郵便局の裏、くらいのはずですけど。何でこんなに入っちゃまずい雰囲気のところに普通に歩いているだけで着いちゃうんですかね。でも寒くはない。まあいいか。