つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

下北沢

 ものすごく久しぶりに下北沢に来た。今や重要な僕のワードローブの構成要素となったgraniphと、初めて出会ったのはこの街だった。当時は軽く流したが。
 致命的にコレクションの才能がない僕は「TOKYO GRAFFTI」の第2号がピンと来ず、買わずにいた。時は流れ、「TOKYO GRAFFTI」は第4号が出るに至る。第4号は面白そうだったので買い、ついでに売ってた第3号も買う。するとさすがに第2号もほしくなる。バックナンバーを売っている店はどこ?と探した結果が下北沢ヴィレッジヴァンガード
 ほとんど目的ともいえない目的のために降り立ったこの街では意外にやることがない。相変わらず部外者にわかりやすいカフェもない。新しくできていたスターバックスはテイクアウトのみだし、駅前のドトールはもちろんマクドナルドまで人であふれかえっている。
 とりあえず坂を下りていく。人ごみの中で途方に暮れていたら素晴らしいことを思い出した。日本茶喫茶「つきまさ」が、この街にはある。
 茎茶を飲みながら3時間。茎茶なのに、こんなにまろやか。