つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

河口湖日刊スポーツマラソン

 目標は途中で歩かないこと。ジャージに着替え、記録測定用のチップをシューズに付ける。外に出るとすごい数の人。有森を見たとか見てないとかいう話し声があちこちから聞こえる。全く興味がない。
 今日何人来てるのかはしらないけれど、参加定員は全コース合計で1万4千人。定刻の8時30分になっても、列が動く気配がない。3分くらいしてからようやくのろのろ動き出す。スタートゲートをくぐったのは8分後くらい。くらい、というのは時計を見ていなかったから。
 走っている間はとても楽しかった。景色はきれいだし、頭の中ではずっと「スゥィンギン・ニッポン」が流れている。マラソンが嫌いな人は、氣志團のライブに行ったあとほとんど寝ないで走るといいのではないか。
 適当に抜いたり抜かれたりしながら走る。足がすごくきれいな人に抜かされたら、首から上は白髪で大きめのメガネ、シミ多数でまんまうちのおばあちゃんじゃねーか、とかだったりする。しかし男とかおばあちゃんに抜かされても悔しくないのに(唖然とはしている)、かわいい女の子に抜かされると悔しいのはなぜだろう。どうやらこのへんに自分内ヒエラルキーがあるらしい。
 止まると走れなくなると思ったので、人が群がっている給水所とか無視。でもトイレに行きたくなったので、それは行った。ダッシュで行ってダッシュで戻る。コースに戻るときはどきどきする。戻ってきたときに後方に置いてきたマネージャーや同僚の女の子がいたら嫌だ。競争する根性はないからそのまま負けるだろう。