つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

代々木公園

 家に帰らないインドア派であるわたし。先週池尻大橋で酒を飲みながら神戸牛を食べていたら、気がつくと写真が趣味になっていた。
 もっと好きじゃないと趣味って呼んじゃいけない気がして、読書ですら趣味と言うたびに罪悪感を感じている。サガンに嘲笑されそうなほどの罪悪感を胸に抱え、右手にカメラ、左手にワイン。今日は写真のワークショップに連れてきてもらった。はは、ワークショップだって。
 代々木公園は理解を超えるほどきれいだった。紅葉もあり、泉もあり、空にも地上にも空白があり、カラスも舞ってる。トイレまでの往復の道のりさえファンタジック。戻ってきたら先生が教え子の写真を選んでいたので後ろから眺める。視点を盗む作業はいつもどきどきする。寝不足なのに穏やかな日だ。
 きっと一眼レフを買ってしまうに違いない。