つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

会社に行って家に帰る

 今週末は27キロ走ることになるから、20キロくらい走ったことがないと心が挫けると思った。皇居を1周すると4.9キロ。4周すれば大体20キロくらい。家を出た時点から走っているから、たぶん20キロは超える。
 一番きついのは最初の1キロだといつも思う。疲れがゼロの状態から走り出すと、少し疲れてしまうからだ。少しの疲れというけれど、疲れがゼロの状態を何倍にしても少しの疲れにはならない。わずかな疲れが道のりを遠いものにする。こんなに疲れたらいずれ走れなくなる。それどころか何もできなくなるに違いない。そう思っておびえる。
 呼吸が乱れるほどのペースで走ろうとはしていない。疲れている状態が普通になれば、永遠に走り続けられるような気がしてくる。例えば睡眠不足だからいらついて仕事にならない、とか風呂に入っていないから頭がかゆくなって仕事にならない、とかと同じで、ぐずな人特有の言い訳なのだ、疲れも。昔ある先輩が言った。言い訳をして断るというのは、言い訳の内容の方が自分にとって大切だという意思表明なのだと。
 ぐずな人ではいたくない。でもぐずな人ですらなくなったらどうなるのだろう。