つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

アクア

 スーツをトランクに詰め込んで、根津のクリーニング屋まで出しに行こう。ところで昼ごはんはどうしよう。くるりと方向転換。昨日行こうとして行けなかった店があったね。
 長すぎる余生を持て余し気味の僕ですが、洗濯物を持って美術館に足を踏み入れたのは初めてでした。何で僕はいつもこうなんだろう。と呟きつつ子羊のバジリコ焼きをオーダー。テラス席。眺められるのは古い軍事施設の水と森。夏か昼間かつ屋外なのに、グラスキャンドルの炎が揺れている。他にあるものといえばコップに注がれた水と、その水が入っていたペットボトル。
 水はSAN BENEDETTO。微も微な微炭酸。全く酸っぱくなくてかすかな爽快感だけが。子羊はバジリコで緑。緑。普通においしい。羊食べたくなったらここにくればいいと思った。
 カシスというより黒すぐりだよね。ワインの匂いがする濃いソースがかかったプリン。食べ終わったら、食後の散歩。向かいの軍事施設に。