つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

東京大学五月祭

 今日はいい天気。絶好の学園祭日和。東京大学の構内には知らない建物が増えている。
 学園祭本部の隅っこで小さくなっていたらスーツを着た先輩が現れて僕は連れ去られる。雑踏の中を先輩は真っ直ぐ歩き、気まぐれに曲がり、また真っ直ぐ進む。しゃべりながら。僕はついていくのがやっと。今日の僕の配役は「善良であり無能ではないもののどうしても常識の枠を超えた発想ができない副官」。
 かき氷が食べたいと先輩が言うので急停止。先輩は何もかけない氷を注文して店員を困らせる。僕もかき氷を奢ってもらったが、僕の分ができるのを待っていたら当然置いてかれた。ダッシュで追いかけ先輩のカバンを持つ。その内かき氷ひっくり返しますよ。
 先輩は勢い良く落語研究会の寄席に突っ込んでいった。落語が好きらしい。実際面白かった。そして突然席を立つ。追いかけて聞いたら、先輩の後輩、つまり僕の同期が揃ったとのことだった。