つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

おうちへ

 一緒に家に帰る。僕一人だと絶対声をかけられない神田の客引きに面白いくらい声をかけられる。つまりエロそうに見えるということですね。とコメント。彼は笑っていた。
 あまりあさらないでよ、とお茶を入れながら僕は言う。別に何もしないよ、と言った彼は躊躇なく僕のパソコンの電源を入れ、メールソフトを立ち上げようとする。ねえ、僕はあまりものを知らないから聞くけれど、それ以上のプライバシー侵害があるなら教えてくれませんかね。いやお母さんにメールを送ろうと思って。そうですか。