つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

世界に不足している資源は愛

 幼稚園から数えると学生生活を19年間やったにも関わらず最後までノートを取る習慣がつかなかった。端的に金の無駄といえる。それでも生徒会長副会長会計書記でいうと明らかに書記タイプな僕。最近は給料をもらって書記ができるようになった。幸せ。とりあえず糸は見えないふりをする。
 バカは風邪を引かない。それはつまり、バカは自分が風邪を引いていることに気付かないということ。人の体調はわからなくても自分の風邪には気付く優秀な未来型のバカである僕。風邪の原因を柴田淳を聴きながらの長風呂と断定する頃にはもうお昼の時間。少なからずと私は歪んで人を見る目に支障が出たー。
 研修に来た新卒を交えてお昼を食べに行く。ビル街の地下に続く階段を降りながら「なんだか大人になった気ってしないよね」と呟く同期。子供の頃は大人って大人だと思っていて。同年代の奴らは「いい奴」「バカ」「殺す」とかだったけど。この年になってもいい奴はいい奴でバカはバカで殺すは殺すのまんまで。誰も大人になってないね。そうだね、と呟く僕。
 これからも同じことしか言わないまま僕は年を取る。お昼は美味しかった。だから今日は早めに会社を出る。吐く前に。