つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

身を硬くしてもやわらかなままなこども

 吐き気はするし喉は痛いし、内臓がべとつくように気持ち悪い。ベッドに横になっていると内臓だけがベッドに沈んでいきそうだった。二日酔いの方がまだましだ。翌日のこれがなければタバコは決して嫌いではないのに。
 昨日はバタイユの「眼球譚」を読んでいた。精液と尿と排泄物と白い尻と自慰だらけ。異端文学。「逆に」。通常の放蕩では充たされることすら叶わなかった。「それはひたすら放蕩を穢すだけで、いずれにせよ、高尚に完璧に清潔ななにものかは無疵のまま残されるからだ」。心を和ませたり微笑させたり涙ぐませるつもりが作者にあるとは思えない。でも読んだ後は誰かの頭をなでたくなる。「マダム・エドワルダ」を読んだときもそうだった。こういうのを作品との相性がいいというのだろうか?