つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

渋谷経由六本木行き

 自転車で渋谷に行く。とりあえずBUNKAMURAで「モネ、ルノワール印象派展」。金がかかっているだけあってキャッチーな絵揃い。客層も微妙に違う匂いがするね。さすが渋谷。それにしても今月何枚「睡蓮」を見てるんだ僕は。とか言いつつ「当時フランスでは男の子に女の子の格好をさせる習慣がありました」という一文に目を留めてみたり。は? 絵の年代を見ると1896年。ロンドンで女の子に乞食の格好させたりするのが流行っていた頃だ。あーこの長い金髪の青いワンピースの子はオーギュストの息子さんなわけですね。道理で女の子っぽくないわけだ。長年(でもないが)感じていた違和感が解消されたことに満足して会場を出る。マキシム・ド・パリのテラス席では、人々が凍えながらチョコレートケーキを食べていた。屋内は暑いが外は寒い。
 ストールやリネンウォーターやグラスやベッドカバーや洗濯カゴや携帯ストラップを求めて表参道&北青山経由で六本木に。そしてヒルズにひっかかる。トイレに行ったついでにヴィレッジバンガード。東京絡みの本をたくさん買う。店を出る頃には雑貨屋は閉まっている。もっとも開いていたとしても金がない。携帯ストラップは買えたけど。
 「東京はメキシコ市の次に広い大都会です」。広いと思ってたけどやっぱそうか。