つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の三省堂

河出文庫の棚に本がびっしり詰まっていた。子供が「サラダ記念日」を必死に取り出そうとしているけれど、なかなか取り出せないでいる。同じ棚にあった「今日のできごと」を取り出して隙間を作る。それでも子供は取り出せない。直接「サラダ記念日」を取り出…

春菊天そば

腹は減ったが胃がパンより重いものを受け付けてくれない。でもお粥は食べたくない。そもそも23時に開いているお粥屋などない。そんなときはジャパニーズファストフード。早くて安くて健康に良すぎる食品。汁を飲んだら塩分オーバーだけど。

ヤバコプター

そんなわけで渋谷TSUTAYAにCDを返しにいく僕。そしていつものようにタワーレコードに。で。またしても試聴コーナーに引っかかる。権力の犬にしてあなたの猫、そしてタワーレコードの鴨。それがわたし。あー。 土曜夜の渋谷は至るところでストリートライブが…

「自由と動脈と静脈です」

クレームダンジュについていたトリコロールのリボン。赤青白って何の象徴だっけ、とようやくガスト店内で独自色のある会話ができるようになってきたところ。でそんな一言。そうだねえ自由も血が通っていないことにはねえ。 ドリンクバーからココアを取って戻…

ガスト

その圧倒的な女性率の低さから否応なく男子校時代の郷愁をかきたてる名店として好評を博しているガスト末広町店ではあるが、今日は何があったのかはしらないが女性率がとても高かった。客の3人に1人は女性だったのではないだろうか。あまりの女性の多さにく…

総合図書館

今日はあたたかい。1年前の入院保険金を受け取った後、借りた本を読むために総合図書館に行く。僕が読んでいるのは森博嗣。パラレルで思考。新聞を読んでいる人がいて。司法試験の勉強をしている人がいて。おとこだかおんなだかよくわからない人がいて。 図…

背中が細くて

大統領のクリスマスツリー

何冊か本を同時並行で読んでいると次第に取り残される本がある。これもそんな本の一冊だったが、この機会に一気に読んでしまおう。こういうのをきっかけにして読むことがいいのか悪いのはわからない。どんなきっかけであろうと読もうとするのはいいことだ、…

知らなくてもいいことばかりだけど

鷺沢萠さんが心不全で亡くなったことは知っていた。心臓さえ止まっていれば心不全。会社に行って会議の会場をインターネットで探していたら「自殺だった」という一文が突然Yahooの片隅に現れる。 今日は例によって例のごとく職場のボウリング大会であり、参…

ニュースのひ

敗音の庭

英語の歌詞は意味がわからなくてむかつくのであまり聞くことはありません。Mr.Childrenはたぶん好きですがMr.Childrenを好きになることが好きになれないのです。金曜の夜、ワードをいじくって遊んでいた僕は何が何だかよくわからないままよくわからないこと…

あらゆる事に感情を持ち

ニシノユキヒコの恋と冒険

一度家に帰って服を着替えたサラリーマンは吉祥寺に向かう。電車の中ではニシノユキヒコをずっと読んでいる。この本を買うための予算は2ヶ月前から用意してあった。つまり2ヶ月間もの間買いに行く気を起こすことができなかった。心がためらい傷だらけになっ…

とめどないこの世に

男の人は大変ね

「自分を傷つけない限り自分の血を見ることはできないのだから」。そういうわけで献血に行く。非難されることなく、日常から逸脱することなく、悲しくもなく、血を流すことができる、ほぼ唯一の手段。通称シブシブことSHIBU2に3年ぶりに足を向けたらすでに移…

青山霊園

薄い靄のむこうには六本木ヒルズが見える。さすがに都心だけあって道路の気配がするけれど、それでも十分静かだ。遠くに音質の悪いオルガンの音がする。 葬式をやっているんだ。もう埋葬スペースなんてなくて時間の中に埋もれていっているだけだと思っていた…

本日の国会議事堂

口にしたときにもっとも爽快感のある言葉の一つは「それ見たことか」であると信じている僕がいつものように自転車で永田町を走っていると、首相官邸の前にたくさんの人がいて身動きが取れなくなる。ちょうど演説が終わり、シュプレヒコールを上げるところだ…

あなたたちは十分生きたよ

ハモニカ横丁

吉祥寺の象徴と化したハモニカ横丁。朝の連続テレビ小説に出てきそうな店員の青年。学生服の男の子。受験と友達と女の子の話。「っすよ」「そっか」。青春の会話。奢ってもらった野菜カレーを黙々と食べる。ここでカレーを食べる全ての人たちに今日の日がい…

ダージリン1stフラッシュ グームティ農園

リニューアルされた紅茶のお店。袋のデザインも変わり店員さんも変わり。毎年出来が違うはずの紅茶だけが変わらず美味しい。とっくにCLOSEしたお店で喧嘩をしたのももはや6年の昔のことだ。あのときのメンバーは今はどこで何をしているのだろう。 店長にカバ…

井の頭公園

名前しか聞いたことのない店を探して吉祥寺を歩く。店の場所も雰囲気もわかりはしない僕たちはいつしか井の頭公園に。舞台のようにさくらが散っている。ボートを眺めながら口を開くとさくらの花弁を食べてしまった。どこか遠い山奥のような東京の公園。池を…

馴れ親しんで何かわかったの

さみしさ

静かな水面にぽちゃんとくぐもった音。すでに気付いていたことにいい加減気付きつつあるようだねと。春の匂いが細胞液の中まで忍び込んでくる。背骨の裏側をすべりおちる水の匂い。 桜を。ばらばらにしてしまいたい。花が粉になるまで。すべての匂いが砕け散…

月は背中に水は下

蛍光灯の下で見るツツジはきれいだ。もう昔のことだけど、銭湯に行く途中、暗い住宅街の一角で青紫のツツジが咲きこぼれていた。春は、昼寝をしていた方がいい。夜の方がいいから。 家に帰る途中、桜が咲いていた。0時も近づけば神田橋を歩く人なんていない…

月初めの多忙な日と

シュルレアリスムの上の鯉

ゴルチェのスーツケースとドリームキャストと鍋を持った人が焼肉屋に行ったならばきっとそいつは待たされている間に大変なことになる。持ちにくい荷物を持ったままでいるのは大変な苦痛。なのに、誰もわかってくれないから。でも焼肉屋は昼間は閉まっている…

降水確率80%

冷たい空気。いつ水滴に置き換えられても不思議じゃない。昔の家に自転車でダッシュ。転送されていない郵便物と鍋とドリームキャストを回収する。それをSUIT COMPANYの袋に入れ、自転車のハンドルにかける。走りだそうとした瞬間に袋の紐が切れて散らばるド…

わかるようでわからない

朝起きると腕に謎の筋肉痛。この間は太股が痛かった。そういえば一昨日は首に腕が絡まっていたために痛くて夜半に目を覚ました。眠っている間に僕はどうなってしまっているのか。