つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

伊豆の戸田マラソン

 東京大学運動会主催、戸田マラソン。初めてのフルマラソンに緊張していたが、問題は距離ではなかった。下調べ不足の僕がそれに気付くのは、走り始めてから1時間ほど経った後になる。
 スタート地点は海岸。当然ながら海抜はほぼゼロメートル。なのに10キロ地点で、標高が500メートルとはどういうことだ。そういえば途中に傾斜角15度の道路標識もあった。
 気がつけば山の上。昔、遠足で上った長崎の稲佐山が標高333メートル(覚えやすい)。あの頃は稲佐山を歩いて上るだけで疲れきっていたのに、今は走って500メートルも上れるんだから大人ってすごい。とはいえ、コースはあと30キロ以上残っている。それは大人でも重い。
 下りで無理をすると膝が壊れる。しかしまともに走っていたのでは体力が持たない。少し考えたものの、足を制御する体力がすでにあまりなかったので自由落下で走ることに。どうやら傾斜角は上りとほぼ同じらしく、すごいスピードで走れる。というか落ちているだけですが。