つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

た喜ち

 人に紹介された店の名前をちゃんと記憶し、しかも実際に行く、ということを、みんなとても軽々とやっているように見える。
 今日は午前半休なので、昼過ぎまでは誰かのために働かなくていい。自分のためだけに働こう。よい天気。自転車に乗ってクリーニング屋に行き、大学の図書館でちょっと新聞を読む。そして昼ごはんを食べるべく、この間の結婚式で友人に薦められた店に。ランチのピークが始まるちょっと前に着いた。
 「量が多いイタリアン」という薦められ方をしてしまったけれど、別に量に重きを置いていたわけでもない。手入れの行き届いたカウンターに座って水を飲みながらごはん。豚がおいしい。サラダもおいしい。そしてパウンドケーキがとてもおいしい。添えられたスイカがまた合う。外の日差しが強いから、カウンターは夏の木陰のように涼しい。コーヒーをゆっくり飲む。
 自転車で家に帰り、スーツに着替えて出社。なんだか会社が懐かしい。