つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

船が沈みかかってますけど

 もう嫌だ。統合されたチームは異常に忙しくて全く余裕が無い。業務の移管はスムーズに行かない。どこまで業務を移管するのかについての認識の違いが山ほどある。認識の違いが表面化したときには、すでに忙しくて引継ぎの説明をする暇がない。それとも、不十分な説明で手放すか。忙しい中で不愉快な二択を迫られ続ける。
 指示を出しても聞いてもらえない。マネージャーに確認は取れているのか、と言われると返す言葉もない。信じてくれと言いたいが、そもそも業務の移管について上司と僕との間で認識の違いがあったのが原因の一つ。認識の違いがあったら上司の指示に合わせるのだから、僕の言うことを聞くより上司に聞いたほうが安心できるのはわかる。
 役職に能力が伴っていないのだなあと思う。僕の権限は不明瞭。僕の決断力と説得力と実行力がそのまま権限になる。今は無いに等しい。知ってはいたけれど、今まで意識してなかった上司との能力差。
 上司は何も言わない。これほど長期間に渡って機嫌が悪い上司は初めて見た。
 新しくチームに入ってきた一つ下の男子に大分救われる。みんな機嫌が悪いと暗くなり、言葉に棘が出てくる中、彼だけは堂々と機嫌が悪かった。「ボケ!」「カスが!」「とっちめてやります!」「ぶっ殺していいですか!」。仕事もできるし、こいつリーダーでいいじゃんと思う。けれど言わない。
 そういえば新入社員の評価は下がりっぱなし。なのにゆっくり教育する暇もない。頭が痛い。
 初めて会社の鍵を閉めた。残業が多すぎる。もっと残業したいくらいなのに。このままでは労務の槍玉にあげられるのも時間の問題。あげられるのが僕じゃなくて上司というところが、いっそう不愉快。