つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

わたしたちに見えるものと見えないもの

 断片は旅先から送られ続けてきた手紙で知っていたものの、話が全てつながったのは今日になってから。子育てに悩み、霊におびえ、心に歯止めが利かない友人を助けにいった先輩。僕たちは不倫の話を聴くように笑いながら聴く。笑おう。不倫だって十分笑えないのだから。
 電話を通じて除霊ができるらしい、という話を聞く。最近霊がいてもおかしくないなと思う。それはきっと愛の不良債権。愛をむしり取りやすいところからむしり取っていくのだろう。僕には霊感がないから、確かめようもないことなのだけれど。