つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

ファンクラブ会合

 僕のファンクラブによる飲み会であるらしいが、「お前のセンスに任せる」「少し変わったところがいい」と注文を付けられたのでキリストンカフェにしてみた。すると「雰囲気が怖い」「なんか日本のものではない食べ物が出てきそう」とコメントされ半分泣きそうになる。少し変わったところがいいって言った人がいたからだよ、と同僚にフォローされるのも切ない。ごめんなさい、一度来てみたかっただけなんです。
 休日にデートの約束をしても何となく楽しくなかったら1時間で平然と帰ったり自分にはやさしいが店員とかには何の予備動作もなくキレたりする彼氏の話とか、最寄り駅から家までにバラエティに富んだ変質者が出る上になぜか電灯まで切れているという話を聞く。雰囲気に反してといったら失礼だが、とんでもなくご飯はおいしい。全くの他人事なら笑えはしないものの興味深い話であるけれど、さすがに知人の女性の話となるとさすがに口の中が鉄っぽくなる。変質者にはすごく興味があるけれど、それは僕が男性でしかも割と変質者に嫌われるタイプの人間であるからそう思えるのだろう。人生が一度しかないのは不便なことだ。怖い。
 一方その頃、上司は例によって迷子になっていた。最近上司は飲み会にいつも不必要に息切れしながら登場する。大丈夫かこの人、と思っていたら上司は痴漢にあったことがないらしい。たしかにつけこみにくい性格だけど、そういうものなのか。
 理由はよくわからないけれど、軽く自己嫌悪に陥りながら帰る。明日から3連休。