つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

病院の匂いが嫌いではない

 教えてもらった千代田区の休日当番医は内科だったので、骨のひびは治せないと言った。代わりに紹介してもらった総合病院に行く。病院のサイトは診療時間等がわかりにくいものが多く、休日に風邪を引いては受診を諦めることの繰り返しだった。でも意外と休日でもやっているものらしい。
 歩くのは苦痛だが自転車ならそうでもない。駿河台の病院に行き、診察してもらう。簡単な診察後、レントゲンの撮影。休日の地下のレントゲン室が並ぶ通路には、当然ながら人の気配がない。寒いというよりは涼しく、もうすでに初夏なのではないかと錯覚する。
 レントゲンを撮影後、地上に戻ってまた診察。レントゲンからはひびが入っていることは確認できなかった。靱帯を痛めているか、レントゲンに写らない角度に小さなひびがあるかどちらかで、いずれにせよ最善の治療法は放置。
 病院を後にし、薬局に行って薬をもらう。最近はおくすり手帳なんてものをちゃんとくれるので、おくすり手帳が家に溜まる一方。薬局は暖房が効いていて、カーペットも暖かい色。風邪をひいた子供が着膨れしている。外は曇っている。今度は真冬のよう。
 帰りにドトールで新しいミラノサンドを買って家に帰った。まだ午前だけど、やることがない。
 ロンドンから帰ってきてすぐ買った「オペラ座の怪人」のサウンドトラックをずっと聴いている。これほど真剣に英語を勉強したことはない。