つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

大井町のイトーヨーカドー

 大井町の駅に降りる。来るのは営業をリタイヤして以来だからもう1年以上経つ。懐かしいといえば懐かしく、そうでもないと言えばそうでもない。更に昔は隣の大森に住んでいたのだから。
 しかし阪急にはときどき寄っていたが、イトーヨーカドーの中に入るのは初めてだ。当然上にフットサルコートがあることなど知るわけも無い。中に入ると、巨大な外見に比べて天井が低い。地元のスーパーなんだなあと改めて思う。
 屋上に出ると暖かい爽やかな天気。カーディガンでは寒いかと思っていたらそんなこともない。着替えてしばらく待っていると、僕の会社の人たちがだんだん集まってきた。対戦相手も集まってきた。今日は対抗試合。しかも対戦相手は競合他社。
 対戦相手はみんなそこそこかっこよくてノリがよく、女の子も連れてきていた。結果的に対戦相手の3倍の人数に膨らんだ僕たちはみんな男。軽くよどむ。
 後でわかったが、対戦相手はみんな同期で今年度の新卒であったらしい。道理でノリがいいわけだ。だからといって僕らがよどんでいる理由にはならないわけだが。
 少し地面が膨らんだコートでフットサル。楽しい。けど右の親指を思いっきり相手の足にぶつけた。膝の次は指か。気にせずに走ってたら、どんどん痛くなる。親指は膨らんで黒くなり、変なツヤが出て来た。甲虫のような皮膚。