つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

ひょっとして家がない子のよう

 ファストフードで「この店はこれがうまいんだ」と言っている若者を非難する文章を昔見たことがある。うまいとかうまくないを論じるレベルの店ではないだろう、と。誰の文章かは忘れたけれど。
 最近THE SUPER SUITSTOREを気に入っている。買うのは絶対形態安定のシャツ。綿100%を買うことはありえない。薄く色が入っているか、細いチェックかストライプが入っているかすればいい。小川町の店舗に行ったら、サイズがなかった。東京駅まで行ってもなかった。結局日比谷までやってきた。SUIT COMPANYにも寄らず。こういうのをこだわりというのだろうか。
 予測がついていることをむきになってやるのは子供だ。日比谷にもサイズはない。当然だと思う。
 咳がひどくてよく体を折り曲げる。寒いからコーヒーでも飲んで帰りたかったけれど読む本も持っていない。本を持たずに喫茶店に入るなんてわざわざ退屈と戦いにいくようなもので、退屈を恐れる人間にとっては効果的な拷問でしかない。今の気分じゃ身がもたない。それに、コーヒーを飲みたくない。