つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

火の用心

 夜。家の周りで半被を着た人たちが、拍子木を鳴らしながら歩いている。火の用心。ああもうそんな季節ですか。むちゃくちゃ湿度高いけれど。
 一度外に出て買い物に行った帰り。消防車が走っていく。何だやっぱり火事って起きるもんなんだ。火の用心は大切だね。そう思っていたらまた消防車が走っていく。うちの方へ。
 消防車は僕のマンションを囲んでいる。別に避難している人もいなさそうだから地下の駐輪場へ自転車を入れ、エレベーターに乗った。僕の部屋の階に到着。予想通り消防士があふれている。「火事ですか?」「いえ、火事ではありませんでした!」。そうですか。じゃどうでもいいです。おやすみなさい。