つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

御留守になっていた守備部隊

 WIRE 04 COMPIRATIONを貸してもらったのに史上最高に椎名林檎が聞きたくて。部屋ではありえないほどに「勝訴ストリップ」をローテーションしていた。でもやはり、そればかり聞いているわけにもいかなくて。風呂ではCOMPIRATIONを聞いている。部屋と風呂の音楽、逆の方が良いね。そんなことはわかってる。それにしても「ありえない」という言葉が僕は本当に好きだ。いつ使い始めたかなんて覚えてないけど。流行る前からしゃべっていた気がする。
 今日も秋葉原ドンキホーテに行って入浴剤を買ってきた。およそ入浴剤というものが売っていない大手町神田界隈において、夜中でも入浴剤を買えるドンキホーテはちょっとした救助船のように暗い街に浮かんでいる。夜の秋葉原人口は大分増えたし、その構成も変わってきた。今までいなかった人たちがドンキホーテの光の中に浮かび上がったようにも思える。
 今日の入浴剤は炭であんかけで伽羅の香りで灰赤色で透明。良くわからない一品。多すぎる情報が想像力を阻害する格好の例といえる。でも消去法で買ったそれはとてもよかった。赤色をしたたくさんの湯に寺院のような香り。何かを突き抜けて清々しくすらあるのにかすかなぬめり。BGMは石野卓球。ああ、それでもいいけど。