つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

銀座ライオン 7丁目店

 昨日は仕事で飲みに行った。読んで字のごとくで、仕事上の付き合いとかいう意味ではない。おそらく僕は、この広い東京でもっとも酒に弱い調査員。一方ビール飲む気満々の上司。唯一飲める炭酸飲料がビールであるらしい。
 人と一緒にご飯を食べに行くのが嫌いだとすると、それは楽しければ楽しいほど料理の味がわからなくなるからだった。文字通り仕事を忘れて飲む。エビスのハーフ&ハーフの小グラス3分の1でふらふらになっている僕。遅れてきた人を銀座駅に迎えに行って、椅子に座ろうとすると。あれ。
 それにしても昭和7年の建築は素晴らしい。残念ながらモザイク壁画があったりやタイル張りの柱がそびえ立ったりしている1階ではなく2階のビヤレストランだったけれど、何度もワックスを塗られたであろう傷だらけの木の床を見るだけで幸せな気分。古い建物はちゃんと手入れするだけで、結果として細部まで行き届いたデザインになる。
 ビールを飲み干してメロンソーダとコーヒーフロート。黒豚のソーセージ。オムライス。生ハムとモッツアレラチーズのフライ。昭和コロッケ。はなまるサラダ。海老のフリットピリ辛マヨネーズソース。鶏の唐揚げ。オレンジシャーベット。