つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今日も今日とて

東京で5分待たされると苛々する電車を30分待つ。汗が水のようにすべりおちてあまりべたつかない。インターネットは遠い世界を見せてくれるしコンビニや自動販売機は宝石箱のようだ。入力される情報が大幅に減れば世界はこんなにも美しい。それは統合失調症と…

数えられる幸せなど

今日の出来事

新しい道路を通って妹の大学を見物しに行った後、一人で港を見に行った。長崎は経済規模の割にきれいな街だ。笑えないジョークが多すぎる街であるが。 友達と一緒にお茶を飲み、ご飯を食べた。その結果わかったのは、男の子は他人の恋愛に興味がない人が大部…

謎は解けたが

帰省前のこと。これだけ休みがあればこれくらいの期間帰省できるな。お前が好きな本を用意しておこうかな。息子の了承もそこそこに一人妄想を突っ走らせるパパ。そんなパパに「てめー孫が出来たらモノとカネで釣ろうとして息子夫婦から激しくうざがられるタ…

市民の観光

長崎の自宅

うちに帰ると本が山積み。宮部みゆきがたくさんあるのはいい。松岡圭祐がたくさんあるのは何で。十二国記が揃っているのは……。風の大陸、デルフィニアの次はやっぱりこれだよねパパ。 そんなダディが妹の彼氏を軟弱呼ばわりしたので度肝を抜かれた。妹にモー…

そして長崎へ

目を覚ますとまだ羽田空港だった。離陸するのに30分以上かかるんですね。次に目を覚ましたら長崎空港だった。 長崎県大村市にあるジャスコで御飯を食べる。2200円の巨大パフェがさまざまな店で散見される。長崎で巨大パフェといえばオリンピック*1の専売特許…

かえりみないけれどかえる

言い訳だってことはわかってるけれど睡眠時間が6時間切ると本当に嫌で嫌で嫌なものは嫌だ。目をつぶって耳をふさいで横になる以外のことは何もしたくない。眠りは逃避。眠気からの逃避であることも多い。それ以外のものからであることも多い。 何で義務でも…

GO WEST END

帰省前の買い物

ケーキを食べ、カーゴパンツを買い、カラオケに行った。残ったのは温州みかんジュースと喉の痛みとカーゴパンツ。

SATURDAY NIGHT FEVER

私って気分の浮き沈みが激しいんです、と言う人がいる。僕はつい最近まで言わなかった。自覚が無かったから。思春期の子供ですらできることができないわたし。 眠いときは本当に気分をコントロールしきれないが、今日眠い原因はSATURDAY NIGHT FEVERを見たか…

コンコンブル

10時までにTSUTAYAに返却しないと莫大な延滞料を取られるため必死に目を覚まして渋谷へ向かった。特にそれ以外の用事はなかった。じゃあ、せめて昼御飯くらい食べてから帰ろう。BOOK1stでコンコンブルの場所を再確認する。ついでに腹を壊し、4回トイレに行く…

今日もまたサイレンは鳴らない

記号感傷論理学

学校に寄って掃除された部屋を見た。掃除の手伝いに来たはずだったが、生乾きのワックスを踏む以外のことは特にしなかった。代わりにデニーズでご飯をおごることになった。今日の朝食もデニーズだったんですけど。 めくらが差別語で盲が差別語でないのは含ま…

新たなる免許証を求めて・エピローグ

とりあえず事故を起こさないようにはしようと思いながら自転車に乗った。どこにでもある交差点。タクシーが横断歩道を通過したのを確認して横断歩道を渡り始める。その瞬間、タクシーがUターンした。横断歩道に突っ込んでくるタクシー。僕の自転車が等速で進…

新たなる免許証を求めて・第2幕

今度はちゃんとメガネを持った。免許用の写真も持った。完璧だった。視力検査も何も問題なかった。ただし写真は必要なかった。1260円が無駄になった。 冷房できんきんに冷えた部屋で2時間の講義を受ける。時代に逆行した冷却っぷりにさすが役所だなあと感心…

新たなる免許証を求めて

今日は早く起きましょう。そして免許を更新しに行きましょう。祭で賑わう永代通りを右に左に走りぬけ、一路自転車は江東免許試験場のある東陽町を目指す。しかし僕はメガネを忘れていることに気付いていなかった。今かけているメガネでは視力は0.1しかない。…

まぬがれ

丸の内地下駐車場

満たされたお腹を抱え、自転車で丸ビルに向かう。だんだん空が曇ってきた。降水確率は20%なのに。ふと、アスファルトに黒い水の染みがいくつかできる。それは天の照準。その照準目掛けて、大粒の雨が襲い掛かる。土砂が降るように。 冷たい前に痛い。雨宿り…

近江屋洋菓子店のピロシキ

その挙句に17時頃になって食べちゃうわけだ。 天井が異常に高く、いつも薄暗い近江屋洋菓子店。その片隅に惣菜パンが置いてある。誰も食べなかった朝食のように。たいていのデニッシュは1個しかないが、ピロシキだけは10個ほどあった。買ってみよう。フリー…

ぐずな人には理由がある

何の予定もなしに突入した夏休み1日目。目を覚ましたのは14時。とりあえず18時にご飯を食べる約束をしたけれど、それまで何をしよう。お腹が空いてきた。でも今食べるとご飯が入らないかもしれない。でもご飯を食べないとやる気が起きない。ご飯を買いに行く…

Thinking in the Rain

誇張の夢

電車が動くまでデニーズで仕事の話をしていた。なんか以前もこんなことがあったような。 僕は上司の右腕らしかった。唯一の部下なのに右腕じゃなかったら一体何だ、という話だ。チームの再編成に当たって絶対外せないメンバーを挙げろと言われて僕の名前を挙…

引っ越しのその後

それでも終わらせないといけないものは終わるのだった。しばらくへばってから引っ越しの準備をする。荷物を全部段ボールに詰め、パソコンを梱包。キャビネットの引き出しをテープで固定。全てに名前と所属と行き先を書いたシールを貼る。気がつくとさっきま…

カーソルが止まって見えんだよ

月初の忙しさも昨日で一段落。定時を過ぎれば本社は引っ越しの準備に入る。そんな夏休みの前日。今日の仕事は軽く流してしまおう。そんな雰囲気の中、朝7時30分から殺気を出しっぱなしの僕。2時間かかる仕事が3つ。30分かかる仕事が4つ。最後の締め切りは15…

やれやれ

また気がつくと目を覚ましている。午前2時。目を覚ましたということは眠っていたということだ。口をつくのはいつもの言葉。考えたくもないが、もし好きな言葉ベスト10を選んだら確実にランクインしてくることだろう。人のいる前ではもうほとんど使うことはな…

月の初め

月初はいつも忙しい。地味で単調で複雑で膨大な仕事。席を立ったら少しふらついた。席を立つのは6時間ぶりで、歩いて3歩のプリンタまで行って戻っただけだった。これほどの集中力をもって勉強すれば、どんなにか僕は勉強ができたことでしょう。そして勉強が…

醒めない夢と醒める夢

いじめられる夢を見た。嫌な気分になった。嫌な気分になった、なんて言うと強い立場からの言い草になってしまうが、実際はへらへらと愛想笑いをしているような有様だ。愛想笑いなんてしてもしなくてもエスカレートするだけなのに。 結果論的には、そんなにい…

コージーコーナーのシャンティ

実はコージーコーナーが好きだ。ケーキは大きいし、スポンジは乾燥していないし、苦味でアクセントをつけるなんて真似もしない。子供の頃夢見たケーキの理想形の一つがここにある。そして僕は未だに子供。子供にしてみれば、ときどき割引セールがあるのも魅…

夕暮れは甘いにおい

考えてみれば昨日も大きなビーズクッションの上で扇風機に吹かれて寝ていた。部屋は西向き。白いフローリング。白い和紙のスクリーン。漂白された夏の光。冷房の匂い。昼下がりの僕の部屋は、消去法で考えると天国に他ならない。でもそれはあくまで主観。そ…