つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

野次馬

外は寒いと聞いていたけれど、夜の空気には氷が張っている。見えない氷の板の先に高速道路の光。とてもクリアでとても寒い。凍りそうになりながら上野を目指して歩く。定期も切れてるし。 ヤマギワソフト館が燃えていた。プラスチックを燃やした匂いがする。…

おいおい

僕の目の前にはパソコンがある。その先には別の部署があったが今はもうない。視界スッキリ。パソコンからちょっと目を上げれば広い東京と空が。でも今日の東京は黒煙を吹いていた。どうやら秋葉原が燃えているみたいだね。

そもそも人にわかってもらうのは苦手

カッターシャツにトランクスというあられもない姿で本を読んでいた。リビングの片隅でヤンキー座りしながら。突然開くふすま。同居人と目が合う。 家に帰ってとりあえずスーツを脱ぎ、別の服を着るまでの間にヤカンを火にかけた。お茶を入れるためだ。しかし…

買い物に行くと眠くて

買うもの買うもの実際部屋に置いてみると今ひとつ。大失敗はない。小さな失敗ばかり。でも小さな失敗が重なる方がつらい。何で失敗なのかをわかってもらうことすら難しい。 買い直すのは馬鹿らしいしもったいない。返品するのは馬鹿らしい上に面倒くさい上に…

ホワイトアウトしそうでしない

床に寝転がって洗濯乾燥機と棚を待つ。何もしない。何も出来ない。眠いだけ。もちろん、眠れない。それにしてもrelaxはなんて素敵な雑誌なんでしょう。気がつけばラジカセも止まっていて。 届いた棚は微妙に大きすぎた。微妙に大きすぎても激しく大きすぎて…

際コーポレーションにお任せ(第一幕)

CASABLANCA SILK。タイル張りの床。奥行きのあるテーブル。テーブル間隔も詰まりすぎず、離れすぎず。東京駅がよく見えるカウンター席。アジアとヨーロッパの融合というとスウェーデンというのが今の流れだけど、そういやベトナムもあったねえ。とのどかにコ…

埒が明かネエ

同居人から森博嗣のS&Mシリーズを借りている。引っ越し前に読み終わりたい。ようやく短編集「まどろみ消去」まで読み終わった。というか読んだことあった。と「やさしい恋人へ僕から」を読んで気付く。よりによってこれかよ。黄色いふわふわの髪。ジェンダー…

休日の朝は埒もない

「世界で一つだけの花」の作詞作曲は槇原敬之。彼女の恋人やSPYやHappy Danceの延長線上にあの「ナンバーワンよりオンリーワン」があるのかと思えば、批判より先によくぞここまで……という感嘆の声が上がるというものだ。則天去私の域に達した夏目漱石を見る…

休日の朝は埒もなく

試験に遅れそうな受験生をパトカーで運んだというニュース。美談なのか。非難なのか。それすら読み取るのは難しい。一つ言えるのは「なんであの人はよくて私の場合はだめなのか」とか言い出す人さえいなければ、世の中を美談だらけにできるだろうということ…

今日はことに時系列が無茶苦茶

マルモッタン美術館展にも行ったりしていた。テーマはモネとモリゾ。モネの方が知名度が高い。ということはモネは客引きでモリゾがメインテーマです。マルモッタン美術館の性質からしてそういう意図ではない、と思うけど。結果論的には。ね。 睡蓮はブリヂス…

いろいろ書いてますが

一週間から前から頭は引っ越しのことで一杯です。今日は鍋も食器棚も炊飯器も置くスペースはないけどコンロはガスコンロで2口・しかもグリル付き。という素晴らしいキッチンのために棚を買う。先週さくらやで洗濯乾燥機を買ったときに発生したポイントで風…

そばの味がするよー

お腹が空いたのでご飯を食べに行く。きちんとお腹が空いたときは、文字通りお米のご飯が食べたくなる。でもお金を持っていなかった。渋谷まで地下鉄でやって来ておきながら財布の中に300円しか入っていない社会人。それでも豚めしとかは食べられるけれど、昨…

23:56

イスに座ると自然に東北東を向く。黙々と海苔巻きを食べる。「元々関西の風習らしい」。……。「海苔メーカーが考えた商法らしい」。……。……の間には長崎から見たら関東も関西もファーイーストだ。とかメーカーの商法だからという理由にもならない理由でイベン…

冬色がある

地下鉄の駅を出ると空気が冷たかった。正確には空気ではなくて空気中の水分。歩いているうちに冷たい水分はかたちをとる。冬の夜の雨。 何で雨は降るのだろう。どのようなメカニズムで、という意味じゃない。HOWじゃなくてWHY。地球にとってはどうでもよく、…

明日は節分

イベントは楽しい。だからかなしくなる。最初から無い方がマシだとは言わない。なぜならかなしみは人生を豊かにするから。でも嫌だなあ。心底嫌だ。 しかし恵方巻きをどこのコンビニでも売っているのは何ででしょう。豆より目立ってるよ。関東ではメジャーな…

そんなことは割とどうでもよくて

朝から何も無い部屋にいると高さ170センチの本棚が届く。初めて使うテレビカメラ付きインターホンの相手は、気の良さそうなヤマト運輸のお兄ちゃんだった。しばし感動。しかし僕たちがあと10歳若ければ、このインターホンの使い道をいろいろ考え出して…

私にとってとても不幸なのは

「昔とても幸せだったことでしょう」。前段最終文は口から出任せ・真っ赤なウソップ物語なのですが、それにしてもスムルースは良いですね。冬色ガール。これガールの心境か?と首を捻りつつも、残念ながらガールであったことのない僕には確かめようがない。…

目的がある人生

というのはいいものだ。なぜなら目的を見失うことができるから。今日の人生の目的は「普通の恋」を買うことだったが、タワーレコードを出た僕の手にはFPMの「Sound Concierge#402」とスムルースの「しとやかイオン」があった。当初の目的とは大きく違うのに…