つらぬくような軽いいたみ

毎日は書くことができない日記

先入観の崩壊体験

 出張の目的は、本社の業務を八戸の事務センターに移管すること。わたしは引継ぎ係。
 何人かは以前本社に研修に来ていたこともあるので顔は知っているし作業を手伝ってもらったこともあるが、一緒に仕事をするというレベルでは初めて。
 わたしにも先入観があったことに気づく。八戸の人は、東京の人よりスキルが低い印象を、勝手にもっていた。
 確かに学歴なんかを取ってみると、新卒とかとは全然違う人が多い。中途入社の人と比べたとしても、結構そうだ。同じ中途でも、東京の大きな会社の就業経験の方が、何となく信頼できるような気がする。
 これらが先入観であることを、身をもって実感した。とにかく飲み込みが早い。作業も正確である。私も新人研修のときに、営業系のマネージャーに飲み込みが早いと言われて無邪気に喜んだものだったが、果たしてこの人たちほどに飲み込みが早かったかどうか。笑顔も素敵な人たちだし、仕事をしていて楽しい。